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【大仙市】文化財展「後藤宙外と埋もれ木」2026|払田柵発見の歩みをたどる

【大仙市】文化財展「後藤宙外と埋もれ木」2026|払田柵発見の歩みをたどる
郁永(いくなが)りつ/フリーランスライター

大仙市の払田柵総合案内所では、2026年11月15日(日)まで、国史跡指定95周年記念パネル展「文学者・後藤宙外と『埋もれ木』」が開催されています。

大仙市払田出身の後藤宙外(ごとうちゅうがい)は、小説家や評論家として活動し、郷土史の研究にも取り組みました。今回の企画では、文学者としての歩みとともに、「埋もれ木」と呼ばれた柵木に注目し、払田柵跡の発見・研究に関わった足跡をたどります。

この記事では、開催日時や見どころ、観覧前に知っておきたいこと、会場へのアクセスなどを紹介します。

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文化財展「後藤宙外と埋もれ木」の開催日・会場

払田柵跡の木製案内板と芝生の広場の奥に建つ復元門
木製の案内板の向こうに見える復元門。払田柵の歴史を身近に感じられる場所です。出典:大仙市様

2026年は、払田柵跡が国史跡に指定されてから95周年にあたります。 

  • 開催期間:2026年5月26日(火)~11月15日(日)
  • 会場:払田柵総合案内所
  • 開館時間:9:00~16:00(最終入館15:30)
  • 休館日:月曜日(祝日の場合は翌平日)

このパネル展は、市内の文化財施設で開かれている「令和8年度 大仙市文化財展」の企画展のひとつです。妖怪展など、ほかの企画展とは会場が異なるので注意してください。

後藤宙外と「埋もれ木」から始まった払田柵発見の歩み

払田柵跡の木製案内板と芝生の広場の奥に建つ復元門
木製の案内板の向こうに見える復元門。払田柵の歴史を身近に感じられる場所です。出典:大仙市様

文学者・後藤宙外とは

後藤宙外は、1866(慶応2)年に現在の大仙市払田で生まれました。本名は寅之助といい、東京専門学校(現在の早稲田大学)で学んだ後、小説家・評論家・編集者として活動しました。

その後、秋田へ戻り、六郷町(現在の美郷町)の町議会議員や町長を務め、郷土史の研究にも取り組みました。こうした活動が、払田柵跡の研究へとつながっていきました。

参考:秋田県教育庁払田柵跡調査事務所「後藤宙外・藤井東一による研究」

「埋もれ木」から払田柵跡の国史跡指定へ

地面から突き出すように列状に並んだ古い木材
地中に残された木材の列。こうした木々の発見が、払田柵跡の歴史を解き明かす手がかりになりました。出典:大仙市様

払田柵跡発見のきっかけとなったのは、地中から見つかった「埋もれ木」です。

1902~1903(明治35~36)年ごろ、現在の美郷町千屋で土地に溝を掘ったところ、約200本の木が出土しました。当時は何のために使われた木なのか分からず、薪や下駄の材料として利用されたものもあったとされています。

宙外は、木が規則的に並んでいることや、文字が刻まれた木があったことに注目。古代の城柵に関係する遺跡ではないかと考え、周辺の調査を進めました。

1930(昭和5)年3月には、高梨村(現在の大仙市)の主催で宙外が発掘を担当し、外柵の西門跡や材木塀などが見つかりました。この成果は文部省へ報告され、翌1931(昭和6)年、払田柵跡は秋田県内で初めて国史跡に指定されました。

パネル展のあとは、「埋もれ木」の実物と史跡へ

夕暮れの払田柵跡の復元門前でたいまつと旗を持って進む行列
たいまつの光に浮かぶ復元門。昼間とは違う、払田柵跡の印象的な光景です。出典:大仙市様

払田柵総合案内所には、パネル展のほかに、払田柵跡を紹介する通常展示もあります。アニメで払田柵跡の歴史を学べるほか、出土品も並んでいます。

なかでも見ておきたいのが、発掘された角材列の実物展示です。パネル展で「埋もれ木」が見つかった経緯を知ってから実物を見ると、地中から木が出てきた当時の様子をイメージしやすいですね。

案内所で学んだあとは、払田柵跡も歩いてみましょう。外柵は、高さ3.6m・縦横30cmの角材を並べた材木塀で、総延長は約3.6km。遺跡の総面積は約87.8haにおよびます。

参考:大仙市「国指定史跡 払田柵跡」

払田柵総合案内所へのアクセスと来館前の確認

払田柵跡の復元門の前で黄色い旗を広げて準備する人々
過去のイベントでは、色鮮やかな旗を広げて当時の外柵を再現しました。出典:大仙市様

会場の払田柵総合案内所は、大仙市払田字仲谷地95にあります。JR大曲駅からは約8km、約13分の距離です。

路線バスの千屋線(大曲バスターミナル発・川口行き)は平日のみの運行で、土・日・祝日は全便運休です。「埋蔵文化財センター前」で下車し、徒歩約2分。時刻は羽後交通の公式サイトで確認してください。

払田柵跡は無料で見学できます。事前申込や、子ども連れでの観覧については、大仙市観光文化スポーツ部文化財課(TEL:0187-63-8972)へ問い合わせてください。

駐車場の情報は不明なため、車で訪れる場合は事前に払田柵総合案内所(TEL:0187-69-2397)へ確認してください。会場は屋内ですが、荒天などによる臨時休館や中止条件は明記されていません。天候が悪い日は、案内所に開館状況を確かめてから出かけましょう。

まとめ|パネル展と史跡で、払田柵の歴史に触れよう

国史跡指定95周年記念パネル展「文学者・後藤宙外と『埋もれ木』」は、11月15日(日)まで払田柵総合案内所で開催されています。パネル展のあとは、角材列の実物展示や払田柵跡にも足を延ばしてみてください。

  • 月曜日が休館(祝日の場合は翌平日)
  • 最終入館が15:30
  • 千屋線のバスは土・日・祝日は運休

については特に注意して、予定を立てるようにしてくださいね。

払田柵跡の見学は無料ですが、駐車場の情報は不明です。車で訪れる場合は、払田柵総合案内所(TEL:0187-69-2397)へ事前に確認してください。

会場では払田柵跡に関する通常展示も見学できます。パネル展とあわせて、後藤宙外と地域の歴史に触れてみてはいかがでしょうか。

開催概要

「後藤宙外と埋もれ木」の開催期間や会場、アクセスなど、観覧前に知っておきたい内容をまとめました。

項目内容
イベント名国史跡指定95周年記念パネル展「文学者・後藤宙外と『埋もれ木』」 
開催期間2026年5月26日(火)~11月15日(日)
開館時間9:00~16:00
最終入館15:30
休館日月曜日(祝日の場合は翌平日)
会場払田柵総合案内所
住所秋田県大仙市払田字仲谷地95
展示内容後藤宙外の文学者としての歩みと、払田柵跡の発見から国史跡指定に至るまでの活動を紹介するパネル展
料金無料(払田柵跡)
申込公式案内なし
対象・年齢条件公式案内なし
アクセスJR大曲駅から約8km、約13分/「埋蔵文化財センター前」バス停から徒歩約2分(詳しくは羽後交通公式サイトへ)
駐車場不明(車で訪れる場合は文化財課へ確認) 
問い合わせ当日の開館・施設について:払田柵総合案内所 TEL:0187-69-2397 文化財展について:大仙市 観光文化スポーツ部 文化財課 TEL:0187-63-8972
公式サイト大仙市「令和8年度 大仙市文化財展」
情報確認日2026年9月27日
この記事を書いた人
郁永(いくなが)りつ/フリーランスライター

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Webライター

1男3猫の母、趣味はバレーボール。地域などの情報記事のほか、noteでは日常のエッセイを書いています。事実のなかにも体温を。読者の気持ちが、ふっと動くきっかけになる文章をつくります。

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